Diary of phononfactory

2019年12月から家族でジュネーブ郊外(フランスの田舎町)で暮らしています

特別な体験

引っ越しのために、夫帰国。帰国の飛行機の隣に座ったイタリアの方とお友達になったのだが、その方ピアニストだそうで。そこまででもびっくりなのだけれど、さらに彼のお友達が東京フィルの指揮者だそうで、定期講演に招待してくれました。そうない機会なので、子をホテルの一時保育に預け、行ってみることに。

 

そして当日。カウンターでチケットを受け取り席を探すと、そのピアニストの方とさらに指揮者の彼女が座るよつな席のすぐ後ろという超ビップ席。あまりの待遇に大恐縮。そして、演奏がはじまり。。。。圧巻の大迫力。なぜか、涙が出てきそうに。オーケストラは学生オケしか聞きに行ったことはなかったので、えらそうなことはいえないが、この大迫力にみんな聞きにくるのかなぁなんて。あとは、軽やかに転げるようにうごきまわる指揮者。生ならでは。

 

アンコールはお囃子で、これまた大迫力で感激。

 

終了後も、楽屋に連れていってもらって、指揮者の方と写真とらせてもらったり。大興奮。

 

某有名俳優(わたしが子どものころみていたドラマに20-30代の男前役でよく出ていた)さんが、私たちの前に座っていて、さらにピアニストの彼のお友達でもあるらしく、休み時間に紹介してもらい、期せずして握手までしてもらった。それなりのお年なのに、しゅっとしていて素敵でした。夫は、飛行機でお友達になって、普段はノーベル賞取った施設でお仕事してるというはなしをしたが、あまりピンと来なかったみたい。そしてこちらからは、何されてるんですか?と聞けるわけもなく、そこで会話終了。

 

コンサート終了後、子を迎えに行き、晩御飯へ。夫が行きたいといっていた、小籔さんオススメのピザ屋に。6時ですでにいっぱいだが、お腹もすいていないので、一時間後に予約して近くのバーで暇潰し。おそとの席でいい気もち。夫は、ブルームーンを飲んでいた。アメリカではいまいちな気がしたけどのんでみるとけっこうおいしい。タップからだったからかな?

 

そうこうするうちに、予約の時間になったのでピザ屋へ。それなりのお値段です。とはいえ、ミラノよりは安いかな、なんて言いつつ。サイズはそれなりに大きいとのことなので、一枚頼む。うん。おいしい。いつのまにやら外に長蛇の列。そして、さらに、奥の席に小籔さん発見!!!お仕事の方と来ていたのでしょうか。いずれにしろ、こうやって来ているということは、ほんとにオススメなのねっということがわかりました。

 

そんなこんなで、素晴らしい音楽を体感し、さらには芸能人の方を二人もお見かけするという非日常な一日でした。

 

帰りは、東横線から井の頭線。渋谷駅の乗り換えに辟易。渋谷駅って新しくなって改善したのではなかったっけ?せめてもの救いは、この大移動に子が全部歩いて(走って?)くれたこと。子は渋谷駅のあの人混みを巧みにかき分け、あっというまに走り抜く。驚異的な、動体視力?である。

 

あーつかれた!でも楽しかった。夫のもたらした偶然に感謝!

子の習性

今、仕事の関係で、子は実家。そのため、寂しい日々。そのため、よく、癒しのために子の写真をみるのだが、とある習性に気づく。

 

二歳半ごろからだったか、ホームセンターや家具屋に行くと、するりといなくなる。焦って探しに行くと展示品のベッドに潜り込んで寝ていたり、ソファーに座っていたり、テントに入っていたり、と、遊んでいるのである。そして声かけると、どうぞー!なんて、自分の城さながら。笑ってしまう。

 

どこでそんな遊び覚えたんだろうと一瞬おもったが、父親の影響であることは間違いない。展示品のベッドやソファーすきあらば、潜り込み堪能している。子が小さいころは、一緒に堪能して、いつのまにやら子にもすりこまれたのであろう。

 

我が子ながら、偉いなと思うのはちゃんと、靴をぬいでそろえてあがりこんでいるところ。

よい天気

天気がよいのは今日までということで、今日は、近所の園芸センターに、お弁当を持って遊びに行くことに。私は中学校の遠足以来。

 

子は、おばーちゃんが作ってくれたお弁当をみて、

「すごーい!」

と目をキラキラと輝かせている。子は、昨日から「おべんとう、おべんとう!」と言っていたので、本当にうれしそう。自分でお弁当に蓋をして、人数分のコップと一緒に自分のリュックに入れて、準備万端。そういえば、このリュックというのが、私が幼稚園の年中から小学校3年生まで使っていたもの。背負ってもサイズ的にちょうどよく、やはり、自分の子が通常よりも巨大であることがよくわかった。

 

到着後、芝生の上でお弁当を広げてすぐにトンビの襲撃を受け(私の腕につっこんできた)、急いで藤棚の下に避難をしてお弁当再開。子は、繰り返し

「びっくりしたねぇ」

と言ってかなり印象的であった様子。その後は、温室に入って、色々なお花や南国の果物(青色のバナナがたくさんなっているのを見て、「こんなに食べれないよー」と言っておりました)を鑑賞。私が子どもの頃すきだったサボテンの温室にも行き、子は巨大サボテンを

「すいか!」

と言い、手を伸ばしてサボテンのとげにあたって

「いたい!」

と体でサボテンとは何かを体感。その後は、バラ園の中を走ったりしてひとしきり遊んで帰宅。帰宅後はあっという間にお昼寝。

GW

夫が帰ってこれず、子と連休中ずっと二人きりなのは最近の体調をみても辛いので、GWは実家に帰ることに。

 

GW後半の初日である3日発なので、羽田空港行きのバスも満杯だろうから電車でいくことにして、荷物は前日にゆうパックで送った。さらに空港のチェックインがずいぶん混雑するのではと出発も九時前に。準備万端!のはずだった。

 

最初の異変はバスに乗っているとき。瞼が急に痙攣をはじめ、視界が狭くなる。ちょうど目の前の優先席があいたので座らせてもらい最寄り駅到着。それからすぐに中央線の中央特快が来て、ラッキー!満員電車の中子と乗り込む。当然のことながら、席に座れることもなく。。。そして、発車後間もなく、瞼の痙攣に襲われる。さらに、視界がだんだんと色味がなくなり、立っているのもやっと。これはまずいというところで、次の駅に到着し、人が移動するタイミングでなんとか席をゆずってもらう。助かった。席に座り、だんだんと視界がもどってきたものの、息切れと止まらない冷や汗。顔中びっしょり。子も心配そうな顔をして、汗をぬぐってくれた。そしてようやく新宿到着。籍をゆずってくれたひとにお礼を言って山手線へ。山手線も随分混んでいたが、立ちくらみがしてはいけないと床に座る形で。渋谷で座れ、難を逃れる。そして品川から京急。こちらは無事席に座れて一安心。そうしてようやく羽田空港着。

 

空港はというと、全然混雑することなく検査場を追加。少々拍子抜け。搭乗口にむかうまでも、時間たっぷり。お昼ご飯を買おうとしている間など、ほんのちょっと目を話したすきにすぐに姿をくらます子にハラハラしっぱなし。なんとか、搭乗口前にある遊ぶところにながれつき、時間もつぶせて一安心。

 

機内も、満席だったけど、搭乗早々にお昼寝タイムで大変お利口さんで、楽チン。空港に迎えに来てくれていた母と帰路につく。到着後は、一息ついてから三人プラスワンコでお散歩。ちっとも言うこと聞かず、ふらふら道草、自由気ままな子におばーちゃんはびっくりしておられました。

 

GW最終日までゆっくり過ごします。

 

アンパンマン

お風呂からあがると、

アンパンマンにして!」

というので、バスタオルを首にまいて、マントのようにするのが毎度の決まり。昨日は、そのあとで、いきなり、

「○○は、とべないから、アンパンマンじゃない」

と何度もいいはじめた。この年になってはやくも、人間の限界に気づいたのか。

出張

9月以来の海外出張。子を預けての出張は、国内も含めると11月以来。前回は、とーちゃんが、実家に連れていってくれました。今日は、子を実家(山口)に預けるため、飛行機で羽田空港を出発。明日には福岡から成田に舞い戻る。心配していた雪をやんだみたいで、飛行機は無事とびたち一安心。wifiがキャンペーン中で、無料接続できるJALの機内で、子もお昼寝中なのでこれを書いている。

 

今回は、事前に、おばあちゃんのおうちに、一緒に行った後、かーちゃんはお仕事。なので、その間、おばあちゃんとお留守番。そのうち、とーちゃんが、迎えに来てくれて、特急電車で滋賀のおばーちゃんのうちによって、おうちにかえってくる。そこにわたしもかえってくるよ、というと、うん。といっていたがどうなることやら。最近かーちゃんべったりがすすんでいるのでやや心配。

 

いろいろ複雑な旅程にも関わらず、どうやら結構わかっているらしい。

「とーちゃんのかぎ!」

といって、スペアキーを探してくれた。帰る日がどちらがはやいかわからないので、おばあちゃん経由で鍵をわたさなければならないので、助かった。

 

空港までのバスも、歌を歌ったり、景色を見たり、ぐずることなく過ごす。わたしが、飲まずにもって帰ってきていたジュース、「とーちゃんとのむ!」

と言っていて、大事にずっと手に持ちつつ、どうしても飲みたいのと随分葛藤。とはいえ、ずっと持っているのも邪魔になるので、私が

「のんだら?

の一言で決意を固め、ごくごく。

 

空港ついた後も、ご機嫌で、

「ジャルのる!」「ひこうきみる!」「ひこうきいた!」

と興奮気味。